ヴィーンの若き労働者の歌 |
作詞:ローマン・ヘーデルマイアー(Roman Hädelmayr) |
[訳文・解説] [原典・楽譜] |
| 1. すべての屋より合図が鳴って、 今日の終業を告げる。 我等は作業を止めて、 うち疲れて家路につく。 家には労働の結果として 苦難と困窮が存する。 されど耐えよ、欺かれた兄弟よ。 背信者の覇権は必ず揺らぐ。 |
1. Es pfeift von allen Dächern, Für heut' die Arbeit aus. Es ruhen die Maschinen, Wir gehen müd' nach Haus. Daheim ist Not und Elend, Das ist der Arbeit Lohn. |: Geduld, verratne Brüder, Schon wanket Judas Thron. :| |
| 2. 耐えよ、拳を握り締めよ。 もはや嵐は鳴り止み、 激しき哮びも聞こえない。 塔の鐘も鳴らず、 空腹にも悩まされない。 泣き声も聞こえてこない。 ドイツの労働に場所を与えよ、 我等に道を開くのだ! |
2. Geduld und ballt die Fäuste, Sie hören nicht den Sturm, Sie hören nicht sein Brausen Und nicht die Glock' vom Turm, Sie kennen nicht den Hunger, Sie hören nicht den Schrei: |: Gebt Raum der deutschen Arbeit, Für uns die Straße frei! :| |
| 3. ドイツの労働の精華よ、 進め、赤き旗よ。 自由の光に寿がれ 鉤十字は必ず勝利する。 新しい時代の為に ドイツ人は闘争するのだ。 ドイツが解放される日まで 我等は止まりも休みもしない。 |
3. Ein Hoch der deutschen Arbeit, Voran die Fahne rot, Das Hakenkreuz muß siegen Vom Freiheitslicht umloht Es kämpfen deutsche Männer Für eine neue Zeit, |: Wir woll'n nicht ruh'n nicht rasten, Bis Deutschland einst befreit. :| |
| 3. ドイツの労働に万歳! 進め赤き旗よ! 自由の光に寿がれ 鉤十字は必ず勝利する! 新しい時代の為に ヒトラーユーゲントは闘争するのだ。 ドイツが解放される日まで 我等は止まりも休みもしない。 |
3. Ein Heil der deutschen Arbeit! Voran die Fahne rot! Das Hakenkreuz muß siegen, vom Freiheitslicht umloht! Es kämpfen die Hitlerjugend für eine neue Zeit. Wir woll'n nicht ruh'n noch rasten, bis Deutschland ist befreit. |
<備考> |
[1.曲について] 作詞者は、ヴィーンにおいて活動していた突撃隊隊員のローマン・ヘーデルマイアー。彼は同じ1907年生まれのホルスト・ヴェッセルと親交があり、ヴェッセルも1928年にヴェッセルを訪れた際に彼のもとを尋ねています。ヴェッセルはこの滞在の中でハプスブルク朝時代のオーストリア軍歌「近衛狙撃隊」の曲を知るにいたったといわれ[1]、後年ここで知った軍歌から闘争歌「戦友よ、鳴り響かせよ」を替え歌して普及させたとされています。 - さて、この闘争歌がつくられたのは1926年。ヴィーンの青年指導者であったヘーデルマイアーはこの年、共産党のテロに対する抗議集会を開催しました。その集会が終った晩、彼は戦友たちと同席しているなかでこの歌詞を思いついたといわれます[2]。 夕刻だったので、家路につく労働者が多く見えたのでしょう、そのような光景が歌詞の冒頭に描写されています。そして道行く労働者に呼びかけています。苦しい労働もユダヤの覇権も終わりだ、もうすぐドイツの時代が来る、と。 このような歌詞の内容から、しばしば「ヴィーンの若き労働者の歌」とも題されて歌詞集に載っています[3]。 - なお、この闘争歌の2番の歌詞には、エッカルトの「ドイツよ目覚めよ」からの影響が指摘されています[4]。確かに単語レベルでも意味のレベルでも、エッカルトの詩の影響が確認できます。エッカルトの詩は「ホルスト・ヴェッセルの歌」が出現するまではもっとも有名な突撃隊の闘争歌のひとつでしたので、ヘーデルマイアーも当然知っていたのでしょう。 1932年、ヘーデルマイアーは経済学の博士号を取得しています。 - <脚注> - [2.訳について] - [3.音源情報] 皇紀2665年11月15日更新 |
[訳文・解説] [原典・楽譜] |