人生は賽ころ遊び |
作詞:パウル・ディルツ(Paul Dilz) |
| 1. 人生は賽ころ遊びだ。 俺たちは毎日賽を振る。 運命はある人には多くを与え、 ある人には苦労ばかりをもたらす。 (繰り返し) |
1. Das Leben ist ein Würfelspiel. Wir würfeln alle Tage. Dem einen bringt das Schicksal viel, Dem and'ren Müh' und Plage. Kehrreim. |
| (繰り返し) だけど元気にいこうぜ、戦友よ。 壷皿を手にして、 机上に六の目をふたつ出そう。 その目の一つは祖国の為、 もう一つは自分の為のものだ。 |
Kehrreim: Drum frisch auf, Kameraden, Den Becher zur Hand, Zwei Sechsen auf den Tisch. Die eine ist für das Vaterland, Die andere ist für mich. |
| 2. 今も俺たちは自分たちの幸運と 可愛い恋人を賭けて賽を振る。 砲弾がうなる時には、ひょっとすると 自分の首さえ賭けている。 (繰り返し) |
2. Noch würfeln wir um unser Glück Und um ein gut Gelingen. Vielleicht auch bald um das Genick, Wenn die Granaten singen. Kehrreim. |
| 3. まるで賽ころの目のように 未だ知らぬ恐怖があろうとも、 俺たちは祖国の為に戦い、 勝利を信じているのだ。 (繰り返し) |
3. Doch Furcht, die ist uns unbekannt, Wie auch die Würfel liegen. Wir kämpfen für das Vaterland Und glauben, daß wir siegen. Kehrreim. |
| 4. 俺たちは昔の傭兵に倣い、 机板が壊れるまで賽を投げる。 この遊戯を哂う物たちはすでに 多くが仲間から消えてしまった。 (繰り返し) |
4. Wir würfeln, daß die Platte kracht, Nach alter Landsknechtssitte. Schon mancher, der das Spiel verlacht, Verschwand aus unsrer Mitte. Kehrreim. |
| 5. たとえペテロのもとに行こうとも、 俺たちは壷皿を振り続ける。 そして天国にいても、 軍歌を変わらず歌うのだ。 |
5. Und noch bei Petrus wollen wir Den Würfelbecher schwingen. Und noch im himmlischen Revier Soldatenlieder singen. |
| だから元気にいこうぜ、戦友よ。 壷皿を手にして、 机上に六の目をふたつ出そう。 そのふたつの目は浄福のため、 終にはお前と俺のためのものだ。 |
Drum frisch auf,
Kameraden, Den Becher zur Hand, Zwei Sechsen auf den Tisch. Die beiden sind für die Seeligkeit, Das langt für dich und mich. |
<備考> |
[1.曲について] 作詞者のパウル・ディルツはingeb.orgによると「Truppführer」だったようです。これは一等軍曹に当たるSAの階級なので、作詞者はSA隊員ということになります。1942年に出版された歌集では「Obertruppführer」に昇進しているのでSA一等軍曹は当時の階級だと思われます。 作曲者マルティン・メッケルの階級は「Feldmeister」。これは帝国勤労奉仕団の階級です。同じくのちの歌集では「Oberfeldmeister」に昇進しているので、こちらも当時の階級でしょう。 という訳で、全力でナチスな歌。しかし、戦後録音の音源が存在しているという不思議。歌詞が政治と無縁なので、普通の軍歌と誤解されたのでしょうか。確信犯かもしれませんけど。前述の歌集でも闘争歌ではなく、軍歌として紹介されています。 - [2.訳について] ・「繰り返し」2行目「Den Becher」。 ・5番1節1行目「Petrus」。 ・5番2節4行目「Seeligkeit」。 - [3.音源情報] - [4.参考文献、註] 2.作詞者及び作曲者の階級に纏わる情報も上掲歌集(1942)に基づく。 2008年4月29日更新 |