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国家社会主義ドイツ労働者党党歌
ホルスト・ヴェッセルの歌
Horst-Wessel-Lied

別題(冒頭句):旗を高く掲げよ!(Die Fahne hoch!)
分類:党歌(Partei-Hymne)、突撃隊闘争歌(SA-Kampflied)
発表:1929

作詞:ホルスト・ヴェッセル(Horst Wessel)
作曲:不詳

[訳文・解説] [詳細解説] [原典・楽譜]

音源(mp3)
男声合唱(1) 男声合唱(2) 男声合唱(3) 男声合唱(4)
男声独唱 男声合唱+独唱 演奏のみ デンマーク語

 

1.
旗を高く揚げよ!
隊列は厳然たれ!
雄々しく確固たる歩武もて
突撃隊は行進す。

赤色戦線と反動勢力の
弾に斃れし同志らは
魂魄となりて尚も
我らが隊伍と共に邁めり。

1.
Die Fahne hoch!
die Reihen dicht geschlossen!
S.A. marschiert
mit mutig-festem Schritt,

|: Kam'raden die Rotfront
   und Reaktion erschossen
   marschier'n im Geist
   in unsern Reihen mit :|

2.
道を開け。
褐色の軍勢が征く。
突撃隊員の為に、
その道を開けよ!

幾百万の人ら 希望に満ちて
鉤十字を仰ぎ見ぬ。
自由と糧ある日は
ここに始まらんとす。

2.
Die Stra
ße frei
den braunen Batallionen
Die Stra
ße frei
dem Sturmabteilungsmann!

|: Es schau'n auf's Hakenkreuz
   voll Hoffnung schon Millionen,
   der Tag für Freiheit
   und für Brot bricht an :|

3.
最後の闘いに
今ぞ点呼は鳴り亘る。
我ら 既にして
其の備えは万端なり!

やがてヒトラーの旗は
あまねく街路に閃きて、
隷属の時代は
間もなく終焉を告げん!

3.
Zum letzten Mal
wird nun Appell geblasen!
Zum Kampfe steh'n
wir alle schon bereit!

|: Bald flattern Hitlerfahnen
   über allen Straßen,
   die Knechtschaft dauert
   nur noch kurze Zeit! :|

4.
旗を高く揚げよ!
隊列は厳然たれ!
断乎たる歩武もて
突撃隊は行進す。

赤色戦線と反動勢力の
弾に斃れし同志ら、
魂魄となりて尚も
我らが隊伍と共に邁めり。

4.
Die Fahne hoch!
die Reihen dicht geschlossen!
S.A. marschiert
mit mutig-festem Schritt,

|: Kam'raden die Rotfront
   und Reaktion erschossen
   marschier'n im Geist
   in unsern Reihen mit :|

 

(追加歌詞 其の一)
4.
旗を下げよ!
ホルスト・ヴェッセルは凶弾に斃れぬ!
されど我らが心には、
尚もヴェッセルは眠らず生きてあり。

同志よ その紅の血潮は、
無為に流れしに非ず。
さればぞ 再び
自由の旗を高く掲げよ!

4.
Die Fahne senkt!
Horst Wessel ist erschossen!
In unser'm Herzen
nur noch wach er lebt,

|: Dein rotes Blut, Kamerad,
   Ist nicht umsonst geflossen,
   D'rum doppelt hoch
   Die Freiheitsfahne hebt! :|

 

(追加歌詞情報 其の二)
5.
ごきげんよう、
汝は栄えある死を遂げぬ!
ホルスト・ヴェッセルは斃れども、
新たに幾千は起てり。

褐色勢の魁に
旗の歌は鳴り渡る。
突撃隊に覚悟あり、
いざ其の後に従わん。

5.
Sei mir gegr
üßt,
du starbst den Tot der Ehre!
Horst Wessel fiel,
doch tausent neu ersteh'n.

Es braust das Fahnenlied
voran dem braunen Heere.
S.A.bereit,
den Weg ihm nachzugeh'n.

6.
旗を下げよ、
尚も心に生きたる殉死者に。
拳を握り締め、
突撃隊は誓うなり。

未だ果せぬ復仇の
日はいずれ訪れる。
その時 ジーク・ハイルの勝鬨は
遍く祖国に響き渡らん。

6.
Die Fahnen senkt
vor Toten, die noch leben.
Es schw
ört
S.A.die Hand zur Faust geballt.

Einst kommt der Tag,
da gibt's Vergeltung-kein vergeben,
wenn Heil und Sieg
durchs Vaterland erschallt.

 

<備考>

[1.曲について]
 ご存知、国家社会主義ドイツ労働者党、ナチスの党歌です。ドイツ軍歌に興味をもたれた方なら必ず聴く事になる代物。私も遥か中学生時代に聴きました。

 曲の題名は「ホルスト・ヴェッセルの歌」の方が公式なようですが、「旗を高く掲げよ」でも当時から通用していました。この歌については別項を設け、詳細な解説をつくりましたので、そちらを参照してください。

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 なおこの歌には各国語の訳があり、また音源も存在しています。それぞれの邦訳ページは次の通り:英国フランススペイン

 また、邦訳歌詞は以下の文献にも掲載されています。

<邦訳掲載書>
・『虚構のナチズム―「第三帝国」と表現文化』 池田浩士、2004年。
・『ナチス・獨逸』 北上健、1935年。

 それ以外にも、以下の「訳について」で触れてある「ナチスの歌」という戦前の邦訳も存在しました。

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 「追加歌詞」について。

 「其の一」の詳細は不明。「其の二」についてはヴェッセルの死後から19331月の間につくられたものです(詳細は解説ページ参照)。

 「追加歌詞情報その2」については、SIEG様から情報をいただきました。いつもありがとうございます。これについては「次の曲は1933年、ベルリンのSA少尉(*)ホルスト・ヴェッセルに死後捧げられたものである。[4番までと]旋律は同じであるが、特別な式典の機会にのみ歌われる。」という解説が戦後復刻の歌詞集にあるようです。

 (*「Sturmführer」の訳語。ただしヴェッセル存命時の突撃隊階級には、軍の尉官にあたる階級は二つしかなかった。のち1932年の階級再編後は軍と同じく尉官には三つの階級が宛がわれ、「Sturmführer」は少尉相当とされている。故にここでは「SA少尉」の訳語を用いる事にする)

 なおこの「追加歌詞情報その2」については、ネオナチの歌「旗を下げよ」(Die Fahne senkt)との類似点が確認できます。「旗を下げよ」の歌詞はこちらで確認して下さい。流石にこれを転載・訳出するのはちょっと・・・(リンク先は海外の掲示板のスレッドで、「Kommando Freisler」というネオナチ音楽を歌うロックグループの歌を掲載しています。一部の歌詞はかなりシャレになりません。)

 この二つの曲の関連は不明です。

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[2.訳について]
 「die Rotfront」は単なる「共産勢力」を指すのではなく、ドイツ共産党隷下の武装組織「赤色戦線闘士同盟」(Rotfrontkämpferbund)の通称「赤色戦線」(Rotfront)を指します。共産党版の突撃隊みたいな組織です。当時突撃隊はこの赤色戦線と街頭などで闘争を繰り返していました。

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 戦前の日本で翻訳されたものとして、以下のものがあります。

「ナチスの歌」
声高らかに 隊伍も密に
突撃隊の 足並み堅し
赤き敵手に 倒れし戦友の
霊と共に 進み行く

街路を開けよ 褐色隊に
街路を開けよ 突撃兵に
人みな仰ぐ 鉤十字
自由と生気の 日は明けそめぬ

集合喇叭 高鳴れば
戦わんかな 準備あり
翻えさんかな ヒトラー旗を
奴隷たるのも 今一時ぞ

声高らかに 隊伍も密に
突撃隊の 足並み堅し
赤き敵手に 倒れし戦友の
霊と共に 進み行く

 情報をご提供いただいた( ^ω^)様、ありがとうございます。

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[3.音源情報]
 掲載するに当たり色々探してきたんですがまだまだありそうです。とりあえずは6つ。

男声合唱(1)

男声合唱(2)
大吹奏楽団、指揮:カール・ヴォイチャッハ
歌唱:SA33中隊(ハンス・マイコフスキー)、SA1連隊(ベルリン)
テレフンケンA13641933410日、ベルリン
Großes Blasorchester, Dirigent: Carl Woitschach
Gesang: SA-Sturm 33 (Hans Maikowski
), Berlin und Mitglieder der SA-Standarte 1, Berlin
Telefunken [19049] A 1364
Berlin, 10.04.1933

男声合唱(3)は(2)に似ていますが別物っぽいです。

男声独唱の音源もそこそこ有名。

男声合唱(4)男声合唱+独唱は比較的珍しいもの。前者はヒトラーユーゲント師団による歌唱との情報あり。

・演奏のみの音源もあります:演奏のみ。これには「ホルスト・ヴェッセル追想行進曲」という題がついているとの情報も。

・デンマーク語の歌詞は不詳ですが、音源は存在します。題名は「Hold Fanen Hojt」というようです。

皇紀2665年5月19日更新
同年9月5日解説改訂
皇紀2666年6月14日増補
皇紀2666年6月26日増補
皇紀2667年6月27日見難いので改装
A.U.C.2760年6月27日更新

 

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