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水兵歌
(イギリス征討歌)
Matrosenlied (Wir fahren gegen Engeland)
1939

作詞:ヘルマン・レンス(Hermann Löns)
作曲:ヘルムス・ニール(Herms Niel)

[訳文・解説] [原典・楽譜]

 

音源

独語(1) 独語(2) 芬蘭語版
1.
今日は小唄を口遊み、
冷えたワインを飲もう。
そして乾杯が必要だ。
何故なら、別れねばならぬから。
(繰り返し)
1.
Heute wollen wir ein Liedlein singen,
Trinken wollen wir den k
ühlen Wein
Und die Gl
äser sollen dazu klingen,
Denn es mu
ß, es muß geschieden sein.
Refrain:
(繰り返し)
握手してくれ、その真白き手で。
お元気で、愛する人よ。
お元気で、さようなら!
というのも我らは、そう我らは
英国を討ちに征くのだから。
Refrain:
Gib' mir deine Hand, deine wei
ße Hand,
Leb' wohl, mein Schatz, leb' wohl mein Schatz,
Leb' wohl, lebe wohl
Denn wir fahren, denn wir fahren,
Denn wir fahren gegen Engeland, Engeland.
2.
我らの旗は帆柱にはためいて、
帝国の威武を宣布する。
この旗の閃くは、もはや我らが
英国人の侮りを許さぬからだ。
(繰り返し)
2.
Unsre Flagge und die wehet auf dem Maste,
Sie verk
ündet unsres Reiches Macht,
Denn wir wollen es nicht l
änger leiden,
Da
ß der Englischmann darüber lacht.
Refrain:
3.
私が海洋に散ったと
戦死の報が届いても、
愛する人よ、泣かずに考えて欲しい、
祖国の為にその血は流れたんだと。
(繰り返し)
3.
Kommt die Kunde, da
ß ich bin gefallen,
Da
ß ich schlafe in der Meeresflut,
Weine nicht um mich, mein Schatz, und denke:
F
ür das Vaterland da floß sein Blut.
Refrain:

 

<備考>

[1.曲について]
 作詞者のヘルマン・レーンスは、第一次大戦に従軍して戦死した詩人です。その彼が1911年に「水兵歌」(Matrosenlied)という題で発表した詩が、上掲の歌詞です。

 1939年に第二次大戦が勃発するや、今度はヘルムス・ニールがレーンスの詩に曲をつけ、この軍歌が誕生しました。両大戦に通じて「打倒英国」に燃えた、ドイツの軍歌における異色のコラボレーションです。

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その為、発表当初は「水兵歌」という題名になっており、副題が「我等は英国を討ちに征く」(Wir fahren gegen Engelland)でした[1]。のちに発売された歌集等には題名として、「Heute wollen wir ein Liedlein singen」や「Denn wir fahren gegen Engelland」等の表記も見えます。

 ただ、今日通称として見られる「Engellandlied」という表記については、当時それほど一般的ではなかったようです。反対に、原題の「水兵歌」については殆どみられなくなりました。

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 この軍歌は大戦下、「フィンランドの行進」(Suomi marssi)の題でフィンランド人SS部隊で歌われた他、戦後にはフランス外人部隊で「娘」(la fille)という題で替え歌にもされました。また、南米のチリ海軍では行進曲に編曲されてもいます。これは第四帝国の陰b(ry

 我が日本においては、平野耕太氏の漫画『HELLSING』内で使用された為に、諸外国とは別の文脈で有名になっています。しかも、2008年に発売されたOVAでは新規の録音がされています(詳細は[3.音源]の欄を参照)。日本だからできる暴挙・・・もとい快挙。

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<脚注>
[1]
掲示板における、通行人A様からの情報。情報の提供ありがとうございます。

<関連曲(対イギリス戦関連軍歌)>
我らは英国へ進撃す
ドーヴァー海峡越えて

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[2.訳について]
 これも「フランス征討歌」と同じく、題名をやや意訳。

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[3.音源情報]

独語(1):1番と2番のみ。
ウィンクラーの吹奏楽団による吹き込み。
Blasorchester B.Winkler

独語(2):全番歌唱。
或る歩兵連隊の軍楽隊による吹き込み。
指揮者:F・アーラース
Chor und Misikkorps eines Infanterieregimentes
Leitung: F Ahlers

2008222日に発売されたHELLSING』のOVA4で、この軍歌が新録されています。声優(坂本真綾)さん+男声合唱版と、男声合唱のみの二種類あります。これを新録してしまうとはさすが日本。SIEG様、情報ありがとうございました。

・最後に、フィンランドの語のものです。歌詞は以下の通り。

Suomi marssi
(
フィンランドの行進)

作詞:Reino Hirviseppä

1.
Ovat eess
ämme kunniamme päivät,
meit
ä oottaa taistelu ja työ.
Taas taaksemme rauhan toimet j
äivät.
Taas Suomen leijona nyt ly
ö!

Refrain:
Siks nyt isket
ään,
eest
ä heimon tään!
Taas kalvat ly
ö,
kun valjennut on kansamme y
ö.
Siis nyt eesp
äin,
veikot eesp
äin.
Suomi marssii aamunkoittohon,
voittohon!

2.
Yl
ös ryntäämme vainolaista vastaan,
eest
ä kallihin maamme pohjoisen.
Se ei konsanaan luovu Karjalastaan,
meit
ä seuraavat henget isien!
Refrain:

3.
Ja jos kohtalo niinkin k
äydä sallis,
ett
ä kentällä sankarhaudan saan.
Niin et itke
ä saa sä tyttö kallis,
min
ä kaaduinhan eestä synnyinmaan!
Refrain
:

 題名の「marssi」は名詞で「行進」の意味です。一方、繰り返し部の「marssii」は動詞で「行進する」の意味となります。フィン語については掲示板で小鳥遊未来鈴様に教えていただきました。ありがとうございます。

200591日設置
2009621日更新

 

[訳文・解説] [原典・楽譜]

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