神よ、皇帝フランツを護らせ給へ |
作詞(原詩):ローレンツ・レオポルト・ハシュカ(Lorenz Leopold Haschka) |
| 1. 神よ、皇帝フランツを護らせ給へ、 我らが大き帝フランツを! 英邁の仁政に、 声誉は燦と輝けり。 蒼氓の敬愛尽きず、 宝祚は万古不易なり。 神よ、皇帝フランツを護らせ給へ、 我らが大き帝フランツを! |
1. Gott erhalte Franz den Kaiser, Unsern guten Kaiser Franz, Hoch als Herrscher, hoch als Weiser, Steht er in des Ruhmes Glanz; Liebe windet Lorbeerreiser Ihm zum ewig grünen Kranz. |: Gott erhalte Franz den Kaiser, Unsern guten Kaiser Franz! :| |
| 2. 華やげる園に隈なく 君が稜威は光被す。 大政のもとゐは何ぞ、 そは実直と寛恕の精神なり。 み楯の徴(しるし)と 光放つは義の心。 神よ、皇帝フランツを護らせ給へ、 我らが大き帝フランツを! |
2. Über blühende Gefilde Reicht sein Scepter weit und breit; Säulen seines Throns sind milde, Biedersinn und Redlichkeit, Und von seinem Wappenschilde Strahlet die Gerechtigkeit. |: Gott erhalte unsern Kaiser, Unsern guten Kaiser Franz! :| |
| 3. 天姿飾るは無尽の諸徳。 黎民の憂ひとて 叡慮をめぐらせ給ふ。 み手のみ剣燃ゆるは、 万骨なすが為めならず、 民草の幸福こそ君が望みなれ。 神よ、皇帝フランツを護らせ給へ、 我らが大き帝フランツを! |
3. Sich mit Tugenden zu schmücken, Achtet er der Sorgen werth, Nicht um Völker zu erdrücken Flammt in seiner Hand das Schwert: Sie zu segnen, zu beglücken, Ist der Preis, den er begehrt, |: Gott erhalte unsern Kaiser, Unsern guten Kaiser Franz! :| |
| 4. 隷従の鎖 摧きて 自由を我らに齎し給へり! ドイツが邦々と国民の げに高き光栄を叡覧し、 神去りますとても 末裔のかくと謳ふを聞こし召せ。 神よ、皇帝フランツを護らせ給へ、 我らが大き帝フランツを! |
4. Er zerbrach der Knechtschaft Bande, Hob zur Freiheit uns empor! Früh' erleb' er deutscher Lande, Deutscher Völker höchsten Flor, Und vernehme noch am Rande Später Gruft der Enkel Chor: |: Gott erhalte unsern Kaiser, Unsern guten Kaiser Franz! :| |
<備考> |
[1.曲について] 皇帝賛歌も、この時代の流れに応じて1826年に書き改められました。上掲の歌詞も、オーストリア初代皇帝フランツ1世を賛美するために書き改められたものです。4番にライプツィヒにおけるナポレオン軍の撃退(1813年)を歌いこむなど、フランツ2世時代のものには見られない著しい違いも確認できます。 この賛歌は、1935年、フランツ1世が崩御してフェルディナンド1世が即位するに及び、また歌詞が改定されました。(写真はフランツ1世) - 作詞者のハシュカはヴィーンの貴族、作曲者は音楽家として名高いヨーゼフ・ハイドンです。ハイドンは、英国国歌の影響を受けて、作曲を手がけたといいます。 このハイドンの名曲は様々に流用されることとなりますが、もっとも有名なのはドイツ国歌でしょう。オーストリアが別の国歌を採用した今では、このハイドンのメロディーはドイツ国歌の代名詞となっています。 <関連ページ> <参考関連文献> - [2.訳について] - [3.音源情報] 皇紀2665年9月23日更新 |