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戦友よ手を握ろうぞ
Kam'rad, reich' mir die Hände
1920年代初期

作詞:エーリヒ・テスマー(Erich Teßmer)
作曲:セオドア・F・モース(Theodore F. Morse)

 

SA歌集』(1932)
「戦友よ手を握ろうぞ」
(Kam'rad, reich' mir die Hände)

1.
戦友よ手を握ろうぞ、
我等は忠実に団結せん。
たとえ敗北したとしても、
この魂は断じて滅びはしない。
1.
Kam'rad, reich' mir die H
ände,
Treu woll
´n zusammen wir steh´n.
Mag man uns auch bek
ämpfen,
Der Geist soll nicht untergeh
´n.
鉄兜の鉤十字、
血潮と赤きリボン、そうリボン。
ヒトラーの突撃隊と
我等は呼ばれる者ぞ。
|: Hakenkreuz am Stahlhelm,
   Blutig-rotes Band ja Band.
   Sturmabteilung Hitler
   Werden wir genannt. :|
2.
たとえ裏切られようと、
過酷な試練に追われようと、
我らは使命を忘れなかった、
そう、祖国への忠誠を。
2.
Hat man uns auch verraten,
Trieb mit uns Schindjuderei,
Wir wu
ßten was wir taten,
Blieben dem Vaterland treu.
鉄兜の鉤十字、
血潮と赤きリボン、そうリボン。
ヒトラーの突撃隊と
我等は呼ばれる者ぞ。
|: Hakenkreuz am Stahlhelm,
   Blutig-rotes Band ja Band.
   Sturmabteilung Hitler
   Werden wir genannt. :|
3.
間もなく諸君は悟るだろう、
我等に夢中になることに!
戦友は私に手を差し伸べる、
かつての誓いを守り抜こうぞ。
3.
Einst werdet ihr's erkennen,
Was ihr an uns verlorn!
Kamerad reich mir die H
ände,
Zu tun was wir einst geschwor'n.
胸に秘めたヒトラー精神は
決して滅びてはしない。
ヒトラーの突撃隊は
未来永劫存続するのだ。
|: Hitlergeist im Herzen
   Kann nicht untergeh´n ja gehn,
   Sturmabteilung Hitler
   Ist und bleibt besteh'n. :|

 

ハンス・バイヤー(1936)引用版
「突撃隊の歌」
(Lied der Sturmabteilungen)

1.
たとえ敗北を喫しようと
我等は断じて滅びない!
戦友よ、手を握ろうぞ、
我等は固く結束せん。
1.
Mag man uns auch bek
ämpfen,
Wir werden nicht untergehn!
Kam'rad, reich' mir die H
ände,
Fest wolln zusamm'n wir stehn.
鉄兜の鉤十字、
そして黒・白・赤のリボン。
ヒトラーの突撃隊と
我等は呼ばれる者ぞ。
|: Hakenkreuz am Stahlhelm,
   Schwarz-weiß-rotes Band,
   Sturmabteilung Hitler
   Werden wir genannt. :|
2.
たとえ裏切られようと、
過酷な試練に追われようと、
我らは使命を忘れなかった、
そう、祖国への忠誠を!
2.
Hat man uns auch verraten,
Trieb mit uns Schindjuderei,
Wir wu
ßten was wir taten,
Blieben dem Vaterland treu!
鉄兜の鉤十字、
そして黒・白・赤のリボン。
ヒトラーの突撃隊と
我等は呼ばれる者ぞ。
|: Hakenkreuz am Stahlhelm,
   Schwarz-weiß-rotes Band,
   Sturmabteilung Hitler
   Werden wir genannt. :|
3.
間もなく諸君は悟るだろう、
我等に夢中になることに!
戦友よ手を握ろうぞ、
かつて我等が誓いしごとく。
3.
Einst werdet ihr's erkennen,
Was ihr an uns verlorn!
Kamerad reich mir die H
ände,
Wie wir es einst geschworn.
胸に秘めたヒトラー精神は
決して滅びてはしない。
ヒトラーの突撃隊は
永久に動揺することなし。
|: Hitlergeist im Herzen
   darf nicht untergehn,
   Sturmabteilung Hitler
   wird stets aufrecht stehn. :|

 

<備考>

[1.曲について]
 アメリカ軍歌「ブルーベル(1904)をもとにした、「エーアハルト行進曲(1921)の替え歌です。ナチにとっては草創期の闘争歌のひとつ。

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 1933年発行のSA歌集は作詞者のエルンスト・ハンフシュテングルだとしていますが[1]、ナチ党歌集の編集を担当していたハンス・バイアーは1936年の文章で作詞者をエーリヒ・テスマーだとしています[2]。テスマーは「エーアハルト行進曲」の作詞者で、ハンフシュテングルは旋律のもととなったアメリカ軍歌を持ち込んだ人物です。

 このような混乱がおきたのは次のような事情かと思われます。バイアーによれば、「エーアハルト行進曲」の作詞者は長らく不祥だったものの、1933年鉄兜団の調査によってテスマーだと判明したといいます[3]。その前年に発行されたSAの歌集では、作詞者がわかっていなかったので、アメリカ軍歌をもたらしたハンフシュテングルを作詞者と誤解したのでしょう。バイアーが作詞者をテスマーだとしたのは、歌詞の大部分が彼の「エーアハルト行進曲」のままなので、権利者はテスマーだとしたのだろうと思います。

 ここではテスマー作詞としておきますが、実際歌い継がれるなかで徐々に歌詞が変化してきたものだと推測されますので、真の作詞者はおそらく分からないままではないでしょうか。上の歌詞では、SA歌集版とバイアーの引用版を両方掲載しておきました。

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<脚注>
[1] SA.=Liederbuch hrsg. im Auftrage der Obersten SA.=Führung. Diessen vor München: Verlag Jos C Huber, 1933, S.72.
[2] ] Bajer, Hans "Ruhmesblätter in der Geschichte des SA.-Liedes" in Die Musik XXIX/3(1936) S.170.
[3] ibid, S.171.

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[2.訳について]
 繰り返し部分について。バイアー引用版の「Schwarz-weiß-rotes Band」(黒・白・赤のリボン)は「エーアハルト行進曲」のままですが、SA歌集版では「Blutig-rotes Band」となっています。ここでいう「Band」には、同じように「(血のように赤い)リボン」の可能性と、「(鉤十字の)腕章」(ArmbandともいうもののArmbindeが一般的)の可能性の両方があります。これについては、もう少し史料を集めて歌詞の変遷などを追った上で検討したいと思います。

 この部分の訳については、後藤@横浜様に掲示板でご教示たまわりました。ありがとうございます。(写真は「鉤十字のついた鉄兜」を装着した(きれいな)ヘルマン・ゲーリング。闘争時代。プール・ル・メリット勲章も佩用している。)

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[3.音源情報]
 音源なし。

2665年5月14日更新
2008年7月9日「備考」更新

 

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