ラ・マルセイエーズ |
作詞・作曲:ルージェ・ド・リール(Rouget de Lisle) |
音源 |
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| 1. いざ祖国の子達よ! 光栄ある日ぞ来ぬ。 我らと討たんと、暴君の 血染めの旗はあがれり。 聞かずや、野辺に吼ゆる 暴虐な兵士どもの声。 彼奴らは汝が妻子を縊らんと 此方へと迫り来たれり! (繰り返し) |
1. Allons enfants de la Patrie Le jour de gloire est arrivé Contre nous de la tyrannie |: L'étendard sanglant est levé :| Entendez vous dans nos campagnes Mugir ces féroces soldats? Ils viennent jusque dans vos bras, Égorger vos fils, vos compagnes! Refrain: |
| (繰り返し) 武器を執れ、市民よ! 隊列を組め! 前進、前進、 かの不浄の血もて 我らの畑をば赤く染めん! |
Refrain: Aux armes citoyens! Formez vos bataillons! Marchons, marchons, Qu'un sang impur Abreuve nos sillons. |
| 2. 隷属者と売国奴、陰謀尽きぬ 君主らの軍の覬覦するは何ぞ? 誰が為ぞ、かの醜き桎梏、 備へられたる鉄鎖は? そは我らフランス人を縛らんとするもの! 噫!この侮辱にいかな憤激あるべき! かの者ら為さんと欲するは 我らをば古き奴隷へ還さんとする事ぞ! (繰り返し) |
2. Que veut cette horde d'esclaves De traîtres, de Rois conjurés? Pour qui ces ignobles entraves, |: Ces fers dès longtemps préparés? :| Français! pour nous, ah! quel outrage! Quels transports il doit exciter! C'est nous qu'on ose méditer De rendre à I 'antique esclavage! Refrain: |
| 3. 何事ぞ、異国の軍勢が 祖国を意のままにせんとす! 何事ぞ、傭兵の群れが 我らが丈夫を撃たんとす! おお!枷はめられし手に 我らが血潮は軛の下流れ、 忌まわしき専制者らが 運命の首座を占めんとす! (繰り返し) |
3. Quoi! des cohortes étrangères Feraient la loi dans nos foyers! Quoi ! ces phalanges mercenaires |: Terrasseraient nos fiers guerriers :| Grand Dieu! par des mains enchaînées Nos fronts sous le joug se ploieraient! De vils despotes deviendraient Les maîtres de nos destinées! Refrain: |
| 4. 恐怖せよ!暴君と売国奴どもよ、 恥づべき徒党らよ、 恐怖せよ!汝が不孝の姦計は 必ずその酬いを受けん。 縦ひ若き勇士ら 斃れるも みな挙りて汝らを討たんと起つ。 国土は新たに貔貅産みて、 汝らを摧かんと備へ満てり。 (繰り返し) |
4. Tremblez, tyrans! et vous, perfides, L'opprobre de tous les partis, Tremblez! vos projets parricides |: Vont enfin recevoir leur prix. :| Tout est soldat pour vous combattre, S'ils tombent, nos jeunes héros, La terre en produit de nouveaux Contre vous tout prêts à se battre. Refrain: |
| 5. フランス人よ 高潔なる戦士よ! 撃攘するか、然もなくば其手を已めよ。 望まで剣戟 執らされし 憐れなる犠牲者を撃つべからず。 然れど かの血に飢ゑたる暴君ら、 絶対王政の信奉者ら、 これら豺狼共はすべて慈悲なく 祖国の胸を裂く者らぞ! (繰り返し) |
5. Français! en guerriers magnanimes Portez ou retenez vos coups. Épargnez ces tristes victimes |: A regret s'armant contre nous. :| Mais ces despotes sanguinaires, Mais ces complices de Bouillé, Tous ces tigres qui sans pitié Déchirent le sein de leur mère! Refrain: |
| 6. 先人の絶ゆる時には、 生ら出でて道を往かん。 その先に見るは、 彼の亡骸と武勇の戦痕ぞ。 永らへんよりは 柩を共にせん事を欲し、 生らは いと崇き矜持胸に 仇を討つか、先人の跡を追ふのみ! (繰り返し) |
6. Nous entrerons dans la carrière, Quand nos aînés n'y seront plus Nous y trouverons leur poussière |: Et les traces de leurs vertus. :| Bien moins jaloux de leur survivre Que de partager leur cercueil, Nous aurons le sublime orgueil De les venger ou de les suivre. Refrain: |
| 7. 神聖なる愛国心よ、 我らが復仇の師を導き佑けよ! 自由よ、愛しき自由の女神よ、 護り手たる我らと共に戦ひ賜へ! 御旗の下 雄誥ぶ勇士らに 凱歌揚がらん事を、 必敗の寇賊ども 我らが大捷と光栄仰がん事を! (繰り返し) |
7. Amour sacré de la Patrie Conduis, soutiens nos bras vengeurs! Liberté, Liberté chérie! |: Combats avec tes défenseurs. :| Sous nos drapeaux, que la victoire Accoure à tes mâles accents, Que tes ennemis expirants Voient ton triomphe et notre gloire! Refrain: |
<備考> |
[1.曲について] 題名には「マルセイユ」とありますが、成立事情を考慮すればむしろ「フランス版ラインの護り」と考えることが出来ると思います。勿論、こちらのほうが成立は先ですが。 曲の成立は1791年。遡る事1789年にはフランス革命が勃発し、ブルボン朝の王族が革命政府に拘束されます。これに危機感を抱いた他のヨーロッパの王侯は革命に干渉しようとします。ロシア革命に干渉するため、各国がシベリア出兵したようなものですね。 その干渉からフランスを護るために設置されたのがライン軍という部隊。ラインの西側=フランスを護るための部隊です。ラインの守備といえばドイツの方が有名ですが、逆に見ればラインの西側とはフランスにとっての防衛線でもあるわけです。 このライン軍のためにつくられた曲がまさにこの「ラ・マルセイエーズ」であり、当時の題名は「ライン軍軍歌」(ライン軍の為の軍歌)でした。ですから歌われている「王」などとはフランス王というよりは、干渉してくる外国の諸君主を意味しています。 - この曲は瞬く間にフランス全土に波及し、そしてフランス防衛の為の各地からあつまった義勇軍の間でも歌われることになります。その中で特にマルセイユなど南部からの義勇兵らがこの歌を歌いながらパリまでやってきた為、「マルセイユ人の歌」との認識が広がる事になり、「ラ・マルセイエーズ」という現代通用している名前の元となります。そして、愛国心に溢れたこの歌詞はフランス全土で広く受け入れられていくようになるのです。 最終的にこの歌は1795年には国歌として制定され、今日に至るわけです。ただし途中、王政復古や帝政期、またヴィシー政権下などでは禁止されていた事もありました。 今日のフランスでは、歌詞があまりにも過激だと言うことから改訂すべきだという議論がありますが、結局変わることもなく歌い続けられています。またこの曲は英国の国歌「女王陛下万歳」と並び、世界最古の国歌でもあります。 <関連ページ> <参考関連文献> - [2.訳について] 7番は以下の部分 Sous nos
drapeaux, que la victoire 直訳すると、「我らの旗の下、勝利の女神ヴィクトリアが汝(自由?)の雄々しい声のもとへと駆けつけん事を。汝の瀕死の敵が汝(自由?)の大勝と我らの栄光を見ん事を」となります。 - あと、有名な繰り返し部分の Marchons,
marchons, は「進もう、進もう、不浄な敵の血が我らの畑を潤わすまで」ぐらいな意味です。本来は「Marchez, marchez」(進めや進め)といっていたみたいですが、のち「Marchons, marchons」(進もうぞ進もうぞ)と代わったようです。一体感という意味では後者のほうが上でしょう。より、国歌らしく仕上がったというわけです。 - [3.音源情報] 戦後の全番吹き込みはこちら。微妙に歌う順番が違いますが。 日本語では「コミュニストのマルセーズ」なんてのがあって、日本語で歌唱されています。こちらのCDに入ってます。 1. とれ! 武器を! 断て! 鎖を 2. とれ! 武器を! 断て! 鎖を - 音源は存在しませんが、明治期の替歌もあります。 皇紀2665年10月9日更新 |