トップページ国防軍関連曲

弾薬輸送部隊
(Die Munitionskolonne)
A.U.C.2760816日更新

作詞・作曲:不詳

 

音源

mp3
1.
軍隊の色々な仕事が
よく軍歌になって歌われる。
それは歩兵の歌だったり
それは砲兵の歌だったりする
戦車兵や空中勤務者
他の兵達も自分の歌を歌ってもらえる
だが、我々には誰が歌ってくれるのか?
誰も歌ってくれないなら
自分たちの歌は自分たちで歌うとしよう。
(繰り返し)
1.
Man singt von den Soldaten
und ihren grossen Taten,
mal der mal die von der Infanterie,
mal der mal die von der Artillerie.
Die Panzer und die Flieger und
manche andre Krieger
die singen ihre Lieder. Und wer singt uns?
Und weil es so nicht bleiben kann,
so fangen wir selber an:
Refrain:
(繰り返し)
前線へ物資を輸送するのは誰だ?
砲弾の飛来音や弾幕の中を進むのは誰だ?
爆撃も榴弾も恐れず進むのは誰だ?
最前線のみんなに救いの手を差し伸べるのは誰だ?
炎の中を突き進むのは誰だ?
どんな天気でも外で仕事をするのは誰だ?
雪の日でも太陽の下でも汗をかき働くのは誰だ?
それは弾薬輸送部隊!
Refrain:
Wer schafft heran an die Front was sie braucht ?
Wer geht nach vorn ob's kracht ob's raucht ?
Wer macht sich nichts aus Bomben und Granaten ?
Wer weiss sich stets zu helfen und zu raten ?
Wer rennt im Feuer geradeaus ?
Wer muss bei jedem Wetter raus ?
Wer schwitzt im Schnee wie in der Sonne ?
Das ist die Munitionskolonne !
2.
我々が到着すると
兵隊達は叫ぶ
万歳、万歳、奴らが来たぞ!
万歳、万歳、弾薬が来たぞ!
それは幸せな瞬間
我々は一体感を感じる
前線の兵達の
最高の戦友として!
みんなは我々のことが好きなので
我々と一緒に歌を歌う。
(繰り返し)
2.
Wenn wir nach vorne kommen,
wir werden aufgenommen:
Hurra, Hurra, da seid ihr ja!
Hurra, Hurra, Munition ist da!
Das ist die schoensten Stunden,
man fuehlt sich uns verbunden
als bester Kamerad,
dein Frontsoldat!
Und weil er uns gut leiden kann,
so stimmt er mit uns an:
Refrain:

 

<備考>

[1.曲について]
 兵科軍歌シリーズ、ここに掲載したのは「弾薬輸送部隊」の歌です。ドイツでも輸送部隊は前線で戦う兵科と違い地味な扱いを受けているらしく、それを反映した歌詞になっています。

 ただこの軍歌はそんな不遇な状況を隠さず上手く歌詞に織り込みながら、最後に輸送部隊の意義をうまく表明できる内容になっており、面白い仕組みだと思います。

<関連ページ>
彼女の名はエーディト 同じように既存の軍歌を前提としたメタ軍歌
輜重兵の歌 日本の軍歌。作詞・作曲者不詳・・・

<参考関連文献>
補給戦―何が勝敗を決定するのか

-

[2.訳について]
 本訳詩は少佐様にご投稿いただきました。ありがとうございます。以下、ひとつの箇所の訳について。

Und wer singt uns?
Und weil es so nicht bleiben kann,
so fangen wir selber an:

 訳者の少佐様は、「Und weil es so nicht bleiben kann,」の箇所を「我々は常に動いてないといけないから」と解し、いまいちわからないとされています。確かにこの箇所の意味は不分明です。

 ただ、私はこう解釈できるのではないかと思います。すなわち、他の兵科にはしっかりと歌がある。「でも、我々輸送部隊を誰が歌ってくれるのだろう?」(Und wer singt uns?) これは半ば反語で、「いや誰も歌ってくれない」という意味ではないでしょうか。輸送部隊は花形ではないので歌がないというわけです。あわれなり、輜重兵。

 それを受けて「Und weil es so nicht bleiben kann」の箇所は、「そのような状態(輸送部隊だけ歌がない状態)のままであること(so bleiben)が許せない(kann nicht)ならば」と理解します。könnenは許可の意味で解しここではnichtとセットで許せない、と訳します。

 それ故に、「so fangen wir selber an:」。「だから我々は自分たちで次のように歌うことにしよう」。

 いただいた訳詩では当該箇所が「誰も歌ってくれないなら」となっていました。私の解釈でもこのように訳して意味が通りましたので、そのままにしておきました。

-

[3.音源情報]
 mp3

「国防軍関連曲」に戻る

「西洋軍歌蒐集館」玄関に戻る