装甲擲弾兵の歌 |
作詞:ロベルト・ゼーガー(Robert Seeger) |
| 1. 故郷を遠く幾千里 暑き昼間も暗き夜半も、 怒濤の如き戦いで 休息の時間などありはしない。 昼夜分かたずエンジン吼えて 我らは進撃しては撃破し、 そして更に前へと進んだ。 我らは友軍の戦車と団結して 常に先陣を切って進むのだ。 (繰り返し) |
1. Heiß war der Tag und dunkel die Nacht, und die Heimat so weit. Zehn Tage schon in tobender Schlacht, und zum Rasten blieb keine Zeit. Tage und Nächte stand nie der Motor, wir stürmten und schlugen und kämpften uns vor, mit den Panzerkameraden treu vereint, immer die Ersten am Feind. Refrain: |
| (繰り返し) 装甲擲弾兵よ、 進め、勝利へと進め! 装甲擲弾兵よ、 進め、攻勢に出でん! かのポーランドやフランドル、 また酷熱の砂漠での如く、 最後の砦 落ちるまでは、 いかなる敵をも追い詰めて、 たちまち蹂躙し尽くすのだ。 装甲擲弾兵が、 装甲擲弾兵が蹂躙し尽すのだ! |
Refrain: Panzergrenadiere, vorwärts, zum Siege voran! Panzergrenadiere, vorwärts, wir greifen an! Wie einst in Polen und in Flandern und im heißen Wüstensand, wird jeder Feind gestellt, bis die letzte Festung fällt, und im Sturm drauf und dran überrannt. |: Von Panzergrenadieren, Panzergrenadieren überrannt. :| |
| 2. ロシアの寒気も冷雨も もはや我らを阻むことは出来ない。 太陽が容赦なく照らすとも、 よし、我らはよく耐えて見せよう。 我が鋼鉄の猛進に、 ロシア人どもは殲滅されて うろたえ敗走してゆく。 友軍の戦車と団結して 我らは休みなく敵を駆り立てる。 (繰り返し) |
2. Russische Kälte, Regen und Eis halten uns nicht mehr auf. Brennt auch die Sonne erbarmungslos heiß, ja, das nehmen wir gerne in Kauf. Es türmen die Russen in kopfloser Flucht, vernichtend geschlagen mit eiserner Wucht, mit den Panzerkameraden treu vereint, jagen wir rastlos den Feind. Refrain: |
| 3. 貞節な娘子よ、覚えていてくれ、 我々がいつの日か帰還する事を。 君のいつも誇らしき、 装甲擲弾兵に思いを馳せよ。 待つ事も戦う事も簡単ではないが、 これがなくては、 目標に辿り着く事は出来ない。 我らは友軍の戦車と団結して 常に先陣を切って進むのだ。 (繰り返し) |
3. Treu sein, mein Madel, das merke dir, einmal kehren wir heim. Denke an deinen Panzergrenadier, denn du darfst ja stolz auf ihn sein. Warten und kämpfen ist nicht immer leicht, doch anders wird niemals ein Ziel erreicht, mit den Panzerkameraden treu vereint, immer die Ersten am Feind. Refrain: |
<備考> |
[1.曲について] 擲弾兵とは元来、フリードリヒ大王配下のプロイセン軍の精鋭部隊を指しました。それにならって第三帝国では1943年になり、「歩兵」を「擲弾兵」に改称。士気高揚をはかりました。 また、それ以前にも武装SSにおいて「擲弾兵」という用語が用いられていた他(例えば装甲擲弾兵師団)、現在のドイツ連邦軍でも使用されている息の長い言葉です。 この音源の収録時期は1942年なので、1943年の改称を受けてのものでは無いようです。機械化歩兵の美称、程度の用法でしょうか。 <関連ページ> <参考関連文献> - [2.訳について] 繰り返しの部分。2006年10月10日の初訳時の疑問点について、掲示板で装甲擲弾兵様にご教示いただきました。以下、そのご指摘に基いてこの箇所について言及します。 この文の主要構造は、「jeder Feind wird von Panzergrenadieren gestellt und überrannt」という受動態です。「Von」以下はPunktによって切れていますが、受動態の行為主体をあらわすと解します。すなわち、「いかなる敵も装甲擲弾兵によって追い詰められ、蹴散らされた」。 「bis die letzte Festung fällt」ですが、ふたつの過去分詞を繋ぐ「Und」より前に来ているので「gestellt」の方の文にかけた方が良いかもしれません。細かいですけど。邦訳ではふたつの文の冒頭にもって来ました。 で、「und im Sturm drauf und dran überrannt」。「im Sturm nehmen」で「強襲して奪う」という意味があるので、ここも「強襲する」というような用法でしょう。「drauf und dran」は、「drauf und dran sein, etwas zu tun」という熟語もありますが、ここでは使えなさそうです。「da」が「Festung」を受けていると解し、敵が最後の砦の上や周辺で蹂躙される、と取ります。 邦訳では、受動態ではなく能動態の文として訳してあります。この箇所については、装甲擲弾兵様のご指摘に拠るところが大でした。ご教示に感謝いたします。 - [3.音源情報] どちらかは不明ですが、この軍歌の音源情報として以下のものがあります。 演奏:帝国勤労奉仕団音楽隊(Reichsmusikzug des
Reichsarbeitsdienstes) 皇紀2666年10月10日更新 |