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さらば故郷の岩山
Прощайте, скалистые горы
1944

作詞:N・ブキナ(Н.Букин)
作曲:E・ザルコフスコゴ(Е.Жарковского)

 

音源:外部リンク

1.
さらば故郷の岩山
祖国が私を呼んでいる
我らは広大な海へ行き
長く非情な任務に就く
1.
Прощайте, скалистые горы,
На подвиг Отчизна зовёт.
Мы вышли в открытое море,
В суровый и дальний поход.
波は猛り風は鳴く
海水は滝のように甲板に落ちて来る
霧の向こうにリバチー半島が見える
それは我らの祖国の大地
 霧の向こうにリバチー半島が見える
 それは我らの祖国の大地
А волны и стонут, и плачут,
И плещут на борт корабля.
Растаял в далеком тумане Рыбачий,
Родимая наша земля.
Растаял в далеком тумане Рыбачий,
Родимая наша земля.
2.
迫り来る巨大な波に
艦は激しく揺れる
大きく持ち上げられ、放り投げられたように沈む
深い穴で茹でられているようだ
2.
Корабль наш упрямо качает
Крутая морская волна,
Поднимет и снова бросает
В кипящую бездну она.
だが、逃げようとは思わない
我々は戦うのに十分な武装を持っている
荒れる海は一人では決して生きて行けないが
仲間達と共にならば生き抜けるのだ
Обратно вернусь я не скоро,
Но хватит для битвы огня.
Я знаю, друзья, что не жить мне без моря,
Как море мертво без меня.
3.
敵へ向かい突き進む
軍艦乗りは決して楽な仕事ではない
だが、いずれ来る勝利の日に
我々は岩山にある家へ帰るのだ
3.
Нелёгкой походкой матросской
Иду я навстречу врагам,
А после с победой геройской
К скалистым вернусь берегам.
いかに海が荒れ、風が鳴こうとも
海水が滝のように甲板に落ちてきても
リバチー半島は戦士たちを迎えてくれる
それは我らの祖国の大地
 リバチー半島は戦士たちを迎えてくれる
 それは我らの祖国の大地
Хоть волны и стонут, и плачут,
И плещут на борт корабля,
Но радостно встретит героев Рыбачий,
Родимая наша земля.
 Но радостно встретит героев Рыбачий,
 Родимая наша земля.

 

<備考>

[1.曲について]
 大祖国戦争中の1944年につくられた歌です。歌詞から推測すると海軍の歌でしょうか。

 この歌については直接的な資料はないものの、訳を提供していただいた少佐様が、歌詞から以下のような推測をされています。

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1.リバチー半島が見える。(リバチー半島はコラ半島の北端にあり不凍港ムルマンスクをかかえるソ連海軍の一大拠点で、大戦下は援ソ物資を載せた英米の艦船が出入りしていました)

2.普段から天候が悪く、海がとても荒れている。(北極圏の海が活動範囲であることを示唆)

3.十分に武装している。(すなわち、武装した戦闘艦)

 以上から、ムルマンスクに出入りしている駆逐艦や駆逐艇の類の歌ではないかと考えられます。ソ連海軍では英米の艦船をドイツの妨害から護る為にムルマンスクから出撃することもあったからです。

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 なお「岩山」ですが、ムルマンスクは岩の多い嶮しい地形なので、港をあとにバレンツ海へと出撃する水兵が「さらば、故郷の岩山よ」とでもいったのではないかと思います。

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[2.訳について]
 この訳詩は少佐様からご投稿いただきました。久方ぶりの訳詩、ありがとうございます。

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[3.音源情報]
 外部リンクにて。定番のsovmusicです。

2008年9月6日更新

 

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