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星条旗
アメリカ合衆国国歌
The Star-Spangled Banner
1814

作詞・作曲:フランシス・スコット・キー(Francis Scott Key)

 

音源:外部リンク

1.
おお 見ゆるや
朝まだき光の中に、
過ぐる黄昏時 我等
いとも誇らかに仰ぎしものを。
熾しき戦さ中 変はらず、
護る城砦の上
げに雄々しく閃きしは
誰が人の星条章なるぞ。
砲火の紅も
空に轟く爆音も
夜を徹して我が旗の
尚もかしこにあるの証なり。
1.
O say can you see,
By the dawn's early light,
What so proudly we hail'd
At the twilight's last gleaming?
Whose broad stripes and bright stars,
Thro' the perilous fight,
O'er the ramparts we watch'd,
Were so gallantly streaming?
And the rocket's red glare,
The bombs bursting in air
Gave proof thro' the night
That our flag was still there.
おお 告げよ、
星条旗は今もひらめくや、
自由人の国、
勇者の故郷に。
O say, does that star-spangled
Banner yet wave
O'er the land of the free
And the home of the brave.
2.
彼の岸辺、狭霧の奥処に
ほのかに見ゆるもの。
驕れる敵勢の
懼然 黙止せるところ、
聳ゆる懸崖の彼方、
吹く戦風の偶さかに
隠れ将た現はるは何なるぞ。
そは 今 曙光受け
栄光に照り満ちつ
朝風の中 翩翻と
耀き放つものなり。
2.
On the shore dimly seen
Thro' the mist of the deep,
Where the foe's haughty host
In dread silence reposes,
What is that which the breeze,
O'er the towering steep,
As it fitfully blows,
Half conceals, half discloses?
Now it catches the gleam
Of the morning's first beam,
In full glory reflected
Now shines in the stream.
星条旗ぞ是なり。
おお 常盤に翻れ、
自由人の国、
勇者の故郷に。
Tis the star-spangled banner
O long may it wave
O'er the land of the free
And the home of the brave.
3.
今やいづこならん、
戦災と混迷に
我ら還るべき
家も里も悉く
潰え去らんと
驕り誓へる讐軍(あだいくさ)
羶血に影もなし、
かの醜足の跡。
もはや金に眩める敵兵の
遁走の恐怖と
暗澹たる戦没より
逃れ得る地は一つもなし。
3.
And where is the band
Who so vauntingly swore,
'Mid the havoc of war
And the battles confusion,
A home and a country
They'd leave us no more?
Their blood has wash'd out
Their foul footstep's pollution.
No refuge could save
The hireling and slave
From the terror of flight
Or the gloom of the grave;
星条旗は
大捷に寔とひらめく、
自由人の国、
勇者の故郷に。
And the star-spangled banner
In triumph doth wave
O'er the land of the free
And the home of the brave.
4.
おお 自由なる人民の
愛する家郷と
戦争の荒野に起つ時は、
永久に斯くあれかし。
勝利と平和に恵まれたる、
天佑ある大地よ、
我が国を造り護れる
神のみ力を誉め讃へよ!
この原理の正しき時、
我等は断じて勝利せん。
そして我等が胸には
「神を信ず」の言葉あれ!
4.
O thus be it ever,
When free men shall stand
Between their loved homes
And the war's desolation;
Blest with vict'ry and peace,
May the heav'n-rescued land
Praise the Power that hath made
And preserved us a nation!
Then conquer we must,
When our cause it is just,
And this be our motto,
"In God is our trust!"
星条旗は
大捷に閃かなん、
自由人の国、
勇者の故郷に。
And the star-spangled banner
In triumph shall wave
O'er the land of the free
And the home of the brave.

 

<備考>

[1.曲について]
 アメリカ国歌、「星条旗」。ご覧のように大変勇ましい歌詞となっています。これには歌詞の成立に戦争が関連しているからであり、フランスなどと事情を同じくしているといえるでしょう。

 歌詞の成立は1814年。1812年からこの年まで米国は英国の対仏海上封鎖をめぐって戦争状態にありました(米英戦争)。この戦争では終始英国が有利に戦いを進め、米首都ワシントンを占領するという事態にまで発展していました。

 この戦争の中最大の戦闘といわれるのがマックヘンリー砦をめぐる戦いで、英軍の幾度に渡る猛攻撃に耐え、米軍は砦を守り通しました。この戦いの中で生まれたのが「星条旗」という歌です。作詞者のキーは、和平交渉の為にわたったイギリス軍艦の上から対岸の猛攻に持ちこたえる星条旗を見て、感激のうちに筆を執ったといいます。

 歌詞をご覧になればわかるように攻撃に耐えてなおも要塞に翻る星条旗の旗を感動をもって歌っているのが解ります。「おお 告げよ、星条旗は今もひらめくや、自由人の国、勇者の故郷に」

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 のち、この詩に「天国のアナクレオン」(To Anacreon in Heaven)という俗謡の旋律が当てはめられて主に軍内などで歌われることになります。正式に国歌として採用されたのは1931年。日本で言うと満州事変が起きた年になってからです。

 また現在では1番のみを歌います。

<関連ページ>
諸国民の賛歌

<参考関連文献>
アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書

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[2.訳について]
 意外にもウェブ上に訳がないので苦労しました。訳に当たっては独訳と仏訳などを参考にしています。

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[3.音源情報]
 音源のあるページは無数にありますが、こちらの日本のサイトに優良録音があるので一例としてあげておきます。(このサイトの情報はDH様にいただきました。ありがとうございます)

 あとひとつ、米国国歌の音源へのリンク集など。

 もうひとつ、武藤様に音源の所在先を教えていただきました。こちらです。ありがとうございました。

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 CDでも音源は無尽蔵にあります。以下のCDでは「星条旗」に合唱つき録音あり。

God Bless America God Bless America

14番目に「The Star-Spangled Banner
全15曲。
リンク先に試聴あり。

例のテロを受けて制作されたCDです。

皇紀2666年2月24日更新

 

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