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我等のスコップは平時の矛戈
Unsere Spaten sind Waffen im Frieden
帝国勤労奉仕団義務の歌(Pflichtlied des RAD)
[年代不詳]

作詞:ティーロ・シェラー(Thilo Scheller)
作曲:ディートリヒ・シュタインベッカー(Dietrich Steinbecker)

 

1.
我等のスコップは平時の矛戈、
我等の野営地は故郷の砦。
昨日は身分階級を異にして
我等は分たれてありつれど、
今日は共にぞ土を掘る。
「平時の挺身隊たれ」との
総統の命令の随に、
鋤鍬を持ちて誇らしく
我等は未来へと突き進む。
1.
Unsere Spaten sind Waffen im Frieden,
unsere Lager sind Burgen im Land.
Gestern in St
ände und Klassen geschieden,
gestern der eine vom andern gemieden,
graben wir heute gemeinsam im Sand.
Treu dem Befehl des F
ührers,
Sto
ßtrupp des Friedens zu sein,
ziehn wir mit Hacke und Schaufel und Spaten
stolz in die Zukunft hinein.
2.
我等のスコップは栄誉の矛戈、
我等の野営地は湿地中の島嶼。
墳墓の国をいや富まし、
祖国より飢餓を消し去れと、
我等は耕地と荒地を更に掘る。
「栄誉の挺身隊たれ」との
総統の命令の随に、
鋤鍬を持ちて誇らしく
我等は未来へと突き進む。
2.
Unsere Spaten sind Waffen der Ehre,
unsere Lager sind Inseln im Moor,
da
ß sich das Land unsrer Väter vermehre,
da
ß sich die Heimat des Hungers erwehre,
graben wir Acker und
Ödland hervor.
Treu dem Befehl des F
ührers,
Sto
ßtrupp der Ehre zu sein,
ziehn wir mit Hacke und Schaufel und Spaten
stolz in die Zukunft hinein.
3.
我等のスコップは信念の矛戈、
我等の野営地は故郷の櫓。
ドイツへの信念を奪わんとする、
頑迷固陋の徒何するものぞ、
我等は千尋と深く掘り進まん。
「信念の挺身隊たれ」との
総統の命令の随に、
鋤鍬を持ちて誇らしく
我等は未来へと突き進む。
3.
Unsere Spaten sind Waffen im Glauben,
unsere Lager sind T
ürme im Land,
wer uns den Glauben an Deutschland will rauben,
alle Verhetzten, Verstockten und Tauben,
graben wir klaftertief in den Sand.
Treu dem Befehl des F
ührers,
Sto
ßtrupp des Glaubens zu sein,
ziehn wir mit Hacke und Schaufel und Spaten
stolz in die Zukunft hinein.

 

<備考>

[1.曲について]
 帝国勤労奉仕団(RAD)の歌のひとつ。制服帝国のナチスドイツにあってダサさを一身に担うの観があるRADですが、おそらくそのダサさを象徴していると思しきスコップが全面に登場する歌です。

 「平時の挺身隊」「栄誉の挺身隊」「信念の挺身隊」と、三つの言葉がうまく歌詞のなかにいかされていますが、もしかするとRADに向けた伍長の演説や声明文などから取ったのかも知れません。演説から歌をつくった例としては、イタリアの「勝利」という軍歌があります。

 ダサいRADも、その音楽隊はヘルムス・ニールのもと数多くの音源を残してくれたので軍歌趣味者としては有難い団体ではあったのですけど。

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[2.訳について]
 農具をあらわす言葉が大量に出てきますが、正直区別がつきません。『独和大辞典』の図を見ると、「Hacke」は「鶴嘴」、「Schaufel」と「Spaten」はどちらもスコップのような形状ですが、前者は先が尖っていて石を掬ったりすることに、後者は先が扁平で土を掘ったりすることに、それぞれ用いるようです。訳では特に区別していません。

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[3.音源情報]
 戦後録音をひとつ確認。

2008年10月16日更新

 

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