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《民族よ、武器を》
擬似文語訳
(Volk ans Gewehr)
皇紀2666年2月26日更新

アールノ・パルドゥン(A. Pardun) 1931年

音源

 

一、
君見るや 東の曙光
明け染めん 自由の輝
(ひかり)
魑魅魍魎も 何かある
断乎揺るがじ 我らが絆
懐疑内紛 抛ちて
ドイツの血にぞ 忠実なれ

民族よ 武器を執れ
民族よ 武器を執れ

-

二、
屈辱の暗雲 祖国を閉ざし
猶太の暴虐 倫理を穿つ
死屍は累々 山なせど
総統の雄姿 斯くとあり
ドイツの国に 再度また
希望と信義 照り満たん

民族よ 武器を執れ
民族よ 武器を執れ

-

三、
覚醒の日ぞ 隊伍積め
凱歌を揚げん 秋ぞ来ぬ
自由と勇武の 旗高く
剣を佩かん 時は今
敢へて進むの 我らには
いかで為し得ぬ 事やある

民族よ 武器を執れ
民族よ 武器を執れ

-

四、
今こそ邁む 鉤十字
老若男女 街路往く
民族ならば 貴賎なく
ヒトラー仰ぐの 声あげよ
背信の徒に 鉄槌あれ
自由ドイツに 光あれ

民族よ 武器を執れ
民族よ 武器を執れ

 

 

<備考>

 アンケート1位記念として「民族よ、武器を」の擬似文語訳をつくってみました。一応、大体は七五調になってる筈です。

 以前から原文の意を汲んで、且つ日本語の完成度を高めた訳文を作りたいと思っていました。これまでの軍歌邦訳は当サイト含め大体が忠実訳であり、意訳とは敢えていってしまえば読解できなかったのを誤魔化す為に利用されてきたように思います。そこで、そういった傾向から一線を劃した訳文をつくってみようというのが今回の意図のひとつでもあります。

 擬似文語訳だからといって、ただ七五調にすればいいというわけではありません。何でもかんでも七五調にする事への批判はすでに明治から存在していました。ただこの七五調へ何らかの要素が加わった時にその文体は命を得て生きた文体へとなる事が可能になると思います。

 固より私にはその「何らかの要素」が何なのかは解りませんし、上掲の訳文に生命があるとも思いません。むしろこの歌詞の性格を考えれば永久に死んでいた方がいいでしょう。ただこの歌詞と音源に眠るイデオロギー的なものを、非イデオロギー的に消費するという現代の脱政治的な軍歌趣味の文脈の中で、その趣味的な消費に新しい消費の仕方を提供できれば、と思うまでです。

 ・・・しかし後半になるほど何か訳文が安っぽい・・・

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 「民族よ、武器を」の訳と音源と解説のページはこちら

 

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