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ワルシャワ労働歌
Warschawjanka
[年代不詳]

作詞:Waclaw Swiecicki(ポーランド語原詩)

 

音源

mp3
1.
仇なる暴風 空掻き乱し
吼ゆる黒雲 光を閉ざす。
たとえ死と苦が我らを待つも、
敵を屠れと使命の声が叫ぶのだ。
我らが頭上には煌々と
自由の焔が燃えて、
勝利と解放の此の旗は、
我らを最後の戦いへと導く。
(繰り返し)
1.
Feindliche St
ürme durchtoben die Lüfte,
Drohende Wolken verdunkeln das Licht.
Mag uns auch Schmerz und Tod nun erwarten,
Gegen die Feinde ruft auf uns die Pflicht.
Wir haben der Freiheit leuchtende Flamme
Hoch
über unseren Häuptern entfacht.
Die Fahne des Sieges, der V
ölkerbefreiung
Die sicher uns f
ührt in der letzten Schlacht.
Refrain
(繰り返し)
いざ聖なる血戦へ!
敵を圧せよ、労働者よ。
決起せよ、決起せよ、
世界を制せよ、労働者よ!
Refrain:
Auf, auf nun zum blutigen, heiligen Kampfe.
Bezwinge die Feinde du Arbeitervolk.
Auf die Barrikaden, auf die Barrikaden.
Erst
ürme die Welt du Arbeitervolk.
2.
圧制者に死と破滅を!
人民の苦難は決起へと至る。
殺戮の武器は奴らに向けられ、
自業自得の報いを受けるのだ。
労働者の血もて大地は肥ゆる。
人民解放のため
諸君らの血も最後の戦いに捧げよ。
輝ける勝利は厳と近づいている。
(繰り返し)
2.
Tod und Verderben nun allen Bedr
ückern.
Leiden dem Volke gilt unsere Tat.
Kehrt gegen sie die mordenden Waffen,
Da
ß sie ernten die eigene Saat.
Mit Arbeiterblut ist ged
üngt diese Erde.
Gebt euer Blut f
ür den letzten Krieg,
Da
ß der Menschheit Erlösung werde.
Feierlich naht der heilige Sieg.
Refrain
3.
貧窮と空腹は我らを蝕み、
苦難は敵を討てと呼び掛ける。
自由と幸福は闘いで獲られるのだ!
闘う若人は死を恐れない。
偉大なる理念に斃れたる者たちは
幾百万の人らが仰ぐところとなるだろう。
さあ起て、兄弟よ、同胞よ、
武器を執って隊列を組め!
(繰り返し)
3.
Elend und Hunger verderben uns alle.
Gegen die Feinde ruft mahnend die Not.
Freiheit und Gl
ück für die Menschheit erstreiten.
K
ämpfende Jugend erschreckt nicht der Tod.
Die Toten, der gro
ßen Idee gestorben,
Werden Millionen heilig sein.
Auf, denn erhebt euch Br
üder, Genossen,
Ergreifet die Waffen und schlie
ßt die Reih´n.
Refrain

 

<備考>

[1.曲について]
 軍歌ではないですが、「インターナショナル」と並ぶ労働歌の代名詞「ワルシャワ労働歌」です。「インター」と同じく、各国に翻訳され日本でも多く歌われました。

 元の詩はSwiecickiというポーランドの革命詩人によりつくられたもの。のちにMaksimiliannovichによってロシア語に翻訳され、こちらの方が有名になりました。このロシア語版は露西亜舘さんのページでご覧になれます。

 ドイツ語版は誰によって訳されたのかは分かりませんが、「教養の国」ドイツの訳詩ゆえ、ロシア語に次ぐ影響力があったのだろうと考えられます。日本で一般に用いられた「ワル労」の鹿地亘氏の訳も、歌詞を見比べてみるとこちらが元になっている気がします。鹿地訳はこちら:

 暴虐の雲 光を覆い
 敵の嵐は 吹きすさぶ
 怯まず進め 我らが友よ
 敵の鉄鎖をうち砕け
 自由の火柱輝かしく
 頭上高く燃え立ちぬ
 今や最後の闘いに
 勝利の旗はひらめかん

 起て同胞(はらから)よ ゆけ闘いに
 聖なる血にまみれよ
 砦の上に我らが世界
 築き固めよ勇ましく

 この訳詩は原曲のメロディーで歌えるようになっています。なお1番のみ。日本語の歌唱はがんばろう!!決定盤 日本の労働歌ベストというCDで聴く事が出来ます。

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[2.訳について]
 8月14日の初訳時点で不明瞭だった3番の

Die Toten, der großen Idee gestorben,
werden Millionen heilig sein.

 この箇所は赤くない労働歌フェチ様にご指摘を賜り、次のように解釈することとなりました。(以下私の掲示板における回答の転載)

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 先ず全体を通しての主語を「Die Toten」(複数形なので「死者達」)とし、「der grossen Idee gestorben」を分詞構文と考えた上で、「gestorben」は自動詞なので「der grossen Idee」を利害の3格(〜の為に)と取ります。「der」は付加語としての指示代名詞か定冠詞かは形からは区別がつきませんが、ここではただの定冠詞でよいのではないかと思います。次に「werdenMillionen heilig sein」の主語もまた「Toten」とします。「Millionen」は関心の3格(〜にとって)として処理します。つまり主動詞を「werden」ととるわけです。

 そうしますと訳としてはこんな感じになるでしょうか。「偉大な理念の為に斃れる事でその死者たちは幾百万の人ら(数多の人=皆)にとって神聖な存在となるだろう」

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[3.音源情報]
 各国のものがウェブ上にありますが、ドイツ語版はmp3のみ確認。個人的にお気に入りの曲です。

皇紀2665年8月4日更新、12月21日訳修正

 

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