| がんばろう!!決定盤
日本の労働歌ベスト 販売:キング、2001年 |
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| 総合評価:★★★★ 音源評価:★★★ 希少性:★★★★★ |
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〈レビュー〉 このCDは単品として手に入る労働歌のCDとしては現代唯一のものです。歌の範囲は戦前から戦後70年代に及びます。80年代以降、労働運動は勢いを失いましたから、ほぼ労働歌としては全範囲を収めているといっていいと思います。それゆえ、史料価値としては一級モノ。 録音はすべて戦後録音。収録曲の約半分がこのCDの為の新規の録音です。合唱団による吹込みが多いですが、多少垢抜けない録音があります。それと伴奏のないアカペラの割合が多いことも注意が必要です。ただし優れた録音もあるので、録音の水準としては半々といったところでしょうか。 収録曲について。全体としてみると、前半は古めかしい表現と軍歌調の曲目、後半は今日の歌謡曲に近い歌詞と曲調をもった曲目が並びます。前半はどちらかというと鬱屈した、攻撃的な歌詞とメロディが目立ちますが、逆に後半は明るい曲、言い方によっては労働歌としては特徴に乏しい曲が多くなります。分量としては同等といってよいでしょう。 労働歌として世界的にも著名なものとしては「インターナショナル」「ワルシャワ労働歌」があげられます。録音もきわめて優秀であり、このCDの中では白眉です。 替え歌について言及しておきますと、「富の鎖」は軍歌「日本海軍」、「革命歌」は寮歌「ああ玉杯に花うけて」、「聞け万国の労働者」は寮歌「アムール河の流血」(=軍歌「歩兵の本領」)、「コンミュニストのマルセイエーズ」はフランス国歌、とそれぞれ対応しています。 結論。「労働歌とはどんなものか知りたい」や「歴史の一幕が見たい」という人には買いといってよいでしょう。軍歌趣味の延長として買う方も、損はしないといえます。録音に多少不満が残りますが、なにしろ比較対象がないのでどうしようもありません。なお、かなり簡潔ながら各曲の解説もついていますので、参考になります。 皇紀2665年9月1日amazon.co.jpに投稿 - |
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