西洋軍歌蒐集館軍歌CDレビュー

軍歌・戦時歌謡大全集5/戦時歌謡3

軍歌・戦時歌謡大全集5/戦時歌謡3
販売:コロムビア、1995年
総合評価:★★★★
音源評価:★★★
希少性:★★★★★
〈曲目〉
1. 誰か故郷を想わざる (霧島昇)
2. ロッパ南へ行く
(ロッパ)
3.
鳴呼北白川宮殿下 (伊藤武雄、二葉あき子)
4.
(伊藤久男、菊池章子)
5. 出世一億の底力 (藤山一郎、二葉あき子)
6. みんな揃って翼賛だ
(霧島昇,松原操,高橋祐子)
7. 赤子の歌
(伊藤久男)
8. 崑崙越えて (藤山一郎)
9.
仏印進駐の歌 (伊藤久男)
10. 英国東洋艦隊潰滅 (藤山一郎)
11.
アメリカ爆弾 (コロムビア男声合唱団)
12.
大東亜決戦の歌 (霧島昇、藤山一郎)
13. 総進軍の鐘は鳴る (伊藤武雄)
14. 打倒米英
(霧島昇、奈良光枝)
15. 断じて勝つぞ (藤山一郎)
16.
戦い抜こう大東亜戦 (霧島昇、二葉あき子)
17. シンガポール晴れの入場
(伊藤久男)
18. 陥したぞシンガポール
(霧島昇)
19. ハワイ海戦
(酒井弘)
20. 壮烈特別攻撃隊
(霧島昇)
21.
あゝ特別攻撃隊 (藤山一郎)
22.
陸軍落下傘部隊の歌 (霧島昇)
23. 印度の夜明け (渡辺はま子)
24. 野末の十字架
(二葉あき子)

〈レビュー〉

 コロムビア版「〜大全集」の戦時歌謡の3枚目。年代順に戦時歌謡が並べられており、このCDでは大政翼賛から遂に大東亜戦争に突入し、緒戦で勝利を収める頃の曲がおさめられています。それ故、明るい曲が多いことが特徴的です。

 さてこの戦時歌謡シリーズ、当時の録音(1つだけ戦後録音がありますが)を見境なく収録しているので録音の評価がまちまちなのですが、この3枚目は次の4枚目とならび、優れた録音が大量にあります。しかし優れていながらマイナーの地位に留まっているものが多く、是非もっと著名になってもらいたいところです。それ故やや見込みをこめて、最高評価を付けておきます。

 たとえば対米戦前だと、「誰か故郷を想わざる」「嗚呼北白川宮殿下」「赤子の歌」が優れていますが、その中で特に「赤子の歌」が白眉。「赤子」は「せきし」と読み、「天皇の子である国民」の意味です。当時の国民の心意気のこめた絶妙の歌詞のもと、荘重で重厚に歌い上げられた名録音です。

 次は開戦後。「英国東洋艦隊潰滅」はマレー沖海戦を歌った名曲。このCDではこれだけ戦後録音です。「大東亜決戦の歌」は開戦10日後に録音されたもので当時の高揚感が伝わってきます。この2つは割りと有名。それ以外だと「シンガポール晴れの入城」は格調高い隠れた名曲。「ハワイ海戦」も、真珠湾での勝利を歌った曲。「ハワイ大海戦」という曲もありますが、それとは別物です。その他、「戦い抜こう大東亜戦」「打倒米英」などもなかなか。「アメリカ爆撃」という、米本土爆撃を記念するキワドイ曲もあります。

皇紀2665年7月17日amazon.co.jpに投稿

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