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2666年6月5日 枢軸版の「諸国民の賛歌」が聴きたい

 CD紹介に書こうと思ったんですが、気力がないのでここに。

ヴェルディ:名演集

ディスク枚数:1
1. 歌劇「ナブッコ」第3幕~行けわが思いよ,黄金の翼に乗って
2. 歌劇「十字軍のロンバルディア人」第3幕~三重奏序奏/三重唱「ここに体を休めよ」
3. 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
4. 歌劇「運命の力」序曲
5. 歌劇「ルイザ・ミラー」序曲/第2幕~穏やかな夜には

ディスク枚数:2
1. 歌劇「リゴレット」第4幕
2. 歌劇「オテロ」第3幕~バレエ音楽
3. カンタータ「諸国民の賛歌」

 ご存知、ヴェルディは愛国者としても有名な作曲家でイタリア統一運動にも寄与した人物です。このCDはクラシック音楽という扱いにはなっていますが、「愛国者ヴェルディ」という観点からも面白い作品が収録されています。

 特に注目なのが「諸国民の賛歌」。歌詞や旋律に「イタリアの同胞よ」や「女王陛下万歳」(当時は「国王」ですが)、「ラ・マルセイエーズ」が組み込まれているという面白い作品です。英国やフランスの国歌は当時、英仏両国がイタリア統一に好意的だったので採用されたわけです。

 これだけでも興味深い曲なのですが、上記CDの音源の収録は実は1942年、つまり戦時中なんです。しかも収録場所は米国。それ故、音源も「連合国バージョン」になっていまして、先の国歌に加えて「星条旗」や「インターナショナル」(ただし露語)が歌いこまれています。イタリアは枢軸ですが、ファシストに「裏切られた祖国」という扱いでそのまま歌詞として残されています。これが連合国の余裕ですか・・・どこぞの敵性語がどうこうとかいってた国とは大違いで。

 まあそれは兎も角何とも時代を反映した音源というわけです。これらの国歌が相次いで歌われていく音源はなかなか圧巻。

 この曲以外にも「行けわが思いよ、黄金の翼に乗って」(これも42年収録)は現在イタリアの第二国歌扱いの曲となっているものなので、聴いてみる価値があるでしょう。アマゾンで普通に変えます。だってクラシック扱いですから。

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ヴェルディ:名演集 BMG JAPAN (2002/04/24)
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